2010年12月3日金曜日

川越え道中水景色

師走の大雨

季節の移ろい、冬の到来

暗さが残るようになった朝


大粒の豪雨と雷雲

今朝はいつもに増して黒い空

暗い街

「行ってきます」から3分で

雨粒は早くも僕の膝下と肩とに給水開始

手にあるのは傘の形をしたザルだ

いつもの角を曲がると

うっすら水の膜

今日の雨は強い

このまま凍ったらスケートできるのに

なんて考えながらもう一角曲がって尻すごみした

川だ

関東のわずかな自然の恵みを含んだ

大量の雨粒の結集が成せる川だ

駅はすぐそこ

されど・・・

意を決する

久しぶりにグッと心を固めた瞬間


マンネリを打破するは

退くをよしとしないこの姿勢か

ジョビジョバ〜

次の瞬間には靴の中がプールになった

小学校の通学路を思い出させるこの足の高揚と違和感


この洪水を心底楽しめる恰好じゃない自分

ビバ小学生!

ビバ子ども心!

スーツにも合うお洒落長靴(メンズ)が欲しい朝

と思ってたら晴れてきた

トラックのタイヤに揺られて波打つ川

アスファルトに張った水化粧がきらきらきれいな朝

2010年8月30日月曜日

そらの呼吸

立ち上る白雲


遠くから眺めるとまるで衣を纏うように

あえて頂だけ包まれた富士山


周りとは一線を画すその存在と空気の流れ



日本一のてっぺんに登りたい

日本の象徴として聳え立つのは

そう思わせてくれる奥ゆかしさがあるからこそ



4年ぶりの富士登山は

軽やかな足取りに支えられててっぺん到着



違いは足取りもさることながら

ほかでもない青空で




東から明ける朝空


徐々に陽の当たる面積を広げる朝空は

星を空色に変え

雲を染め命を吹き込む


見入る僕らの顔を照らし

表情に暖かい色を注ぎ込み

やがて冷えた身体をも火照らす



そのとき僕らは空にいて

青い天井に包まれた



ずっと向こうの

ぼくの背中にまで続く青空に

興奮は昂ぶらず

ただ落ち着きのある高揚感がぼくの背中に手を添えて



2度目で初めて見た噴火口

お鉢参りの果てに

太陽の裏側に見た富士の影


アルプスにまで届かんばかりの

日本一の大日陰



空があって

大地があって


光があって

風があって



その狭間に浮かぶ白雲から受け取った

湧き立つ自然の息吹



また来年も登ろう

2010年6月14日月曜日

ゴールドラッシュ

新居にやってきて2週間

ようやっとお片づけ


前のうちにいたときから

ずっとしまってた段ボールの中身も

一度外に出して新鮮空気を深呼吸


「思い出BOX」

3年と少し前のぼくが書いたその字


詰まっていたのは頬がほころぶものばかり



中でも

教育実習の終りに

受け持った3クラスのみんなからもらったメッセージ

これは

涙腺にぐっときた



A3判の藁半紙に

1人が1枚ずつ綴ってくれた「ありがとう」



4年後のきみたちに

ぼくはどれだけ役にたつことができていますか?



こんなにあったかい気持ちにさせてくれて

いま、ぼくから「ありがとう」


返していない手紙が1通

あしたは早く帰って返信のお手紙を書こう

2010年6月2日水曜日

わくわくエネルギー

ぼくらは

どうして生まれたの?


ぼくらは

なんで生きてるの?


子孫を残すため?

後世に生命を引き継ぐため?


どうして子孫を残すんだろう

その疑問の答えは本能に任せるとして


ぼくらが後世に繋げたいものってなんだろう

子どもたちのために残したいものってなんだろう

なにを受け継いでもらいたいだろう



生きるってことは楽しいってこと

歓びを感じれるって幸せだってこと



だから、

そんな未来を引き継ぎたい



だったら、まず

ぼくらが楽しく生きないとね


にっこり笑って歩いてますか?

2010年5月30日日曜日

Common

ぼくらのカラダ

その6割をつくっているのはお水



ということは

同じ井戸

同じ川

同じ湖



ひとつの水源から一緒のお水を飲んでる人とは

カラダの半分以上がおんなじなんだな



DNAより濃いつながり

この街の人たち

みーんな家族

2010年5月23日日曜日

ターンアウトスイッチャー

早起きしたので立て続け



お鉢が回ってきた面接官

やっとこさ採用のお仕事に参入です



『面接』・・・


「直接人に会うこと。特に、入社試験・入学試験などで、直接会って人柄などを知ること。 」:大辞林

「人物像や能力を見たり聞いたりするために、直接面会する行為」:はてなキーワード



辞書の上での字面では

30文字そこそこにまとめられた単語の集合体



けれど

面接官ていうのは

さながら線路切り替え装置を司る

「現人神」



ずっと先まで続く人生のレール

その直進を許すか

はたまた退けるか



分岐から先の60年間

吉と出るか

凶と出るか

それは別として

人を選択し、人の人生を左右する

それが面接官の負う責務



人の人生を決める仕事か

人の人生に選択肢を与える仕事か



後者たればやっぱりすばらしい

遡流

1週間を2つ巻き戻し


GなWに里帰り

第3の故郷、栃木県へ~



1年ぶりの鬼怒川で

変わらない景色と

真新しくなったベース


離れてた時間は吹き飛んで

夏と夏が直結ガシャン

故郷とはそんな不思議な空間ですね



夏日に恵まれたお天気

深緑に包まれた渓谷

雪解け水で程よい水位の流れ

そして久しぶりに会うガイド仲間たち



鬼怒川の大自然は最高です

ラフティング&キャニオニングにご興味がある方は是非お越しくださいませ~

http://www.naoc-jp.com/category/blog

2010年4月29日木曜日

はじめての面接官

4年前のぼくは

こんな風に見定められてたんだな


あっち側から

こっち側の眼を知ると

また1人、自分のアバターが増えたみたい


二足歩行ロボットの不整地における安定歩行

それが彼の研究テーマ


重心と歩行間隔の電子制御

ロボットが歩けるかどうかは

これで決まるそうな


ぼくたち人間は

いつの間にか立ち上がって

当たり前に歩いて


すごい

すごいすごい

この安定感ってすごい


だけどときどき

背伸びしちゃうのも人


知らず知らず

不安定を選んでいのが人


自分を大っきく見せよう

そう思うほど

つまづきやすくなるんだね


背伸びしなくていいんだよ

地に足をつけて歩こう

大っきな夢はこの道の先にあるんだもの


人生はピクニック

かかとを付けて歩きましょう

足元のたんぽぽがきれいな季節です

2010年4月11日日曜日

春はあけぼの

ぽかぽか陽気のつくば道

満開の桜を揺らす風


桜のトンネル

桜のじゅうたん

舞い散る桜の三拍子


桜に包まれて

とことこさんぽ



風に舞った薄桃色のお花が

体にもひとひら、ふたひら



春を全身で吸い込みました



「桜吹雪」

このことばの温かみとうららかさ

これほどに感じられた今日は吉日



やっぱり花見は平砂宿舎脇にかぎります

2010年3月16日火曜日

Taste the World

いつのまに雨が降ったんだろう


しめったあたたかい風


鋭く澄んでた空気が

やや丸みを帯びて

甘い香りに移ろってゆく



もうすぐ春



ここ数日で闇夜に咲いたまっしろな花

ぼんやりと宙に浮いて咲くお花


輪郭のぼやけたやわらかな花びらに

季節の変わり目の儚さに

ふと足を止めて「こんばんは」



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今週末、とある写真展に写真をば

パキスタン カラーシュバレーでの1枚をば

http://www7b.biglobe.ne.jp/~tastetheworld/index.html

深川ぶらり

おいでませ

2010年3月13日土曜日

表と裏と掌

生きてくなかでの葛藤

それはまさに冷静と情熱の間で

寒空のもと

手をぎゅっと握りしめたとき

頭と手との両方で感じる手の温かさと冷たさと

どっちもどっちで

どっちもどっちかじゃない

そんな自分と向き合って

気持ちの根っこのお話をしよう

全部が自分なんだもの

2010年3月5日金曜日

しあわせれんさ

ぽかぽか陽気の3月5日

ほんとに20℃を超えるとは思いませんでした


気付けば早3月

春に向かってカウントダウンがはじまりました


サンカンシオン

さんかんしおん


あしたからはまた空気が冷たくなるもよう


サンカンシオン

さんかんしおん


またすぐぽかぽかがやってきます



心おだやかな1日のおわり

ひさしぶりにmixiをのぞいてみたら


日記の更新のいちばん上に

ひさしぶりのマイミクさん



あした結婚するんだそうな

いまから婚姻届を出すんだそうな



高1のときからかわいいかわいいと言い続けてきた女の子と

高校のときはなーんにもなかった子と

大学3年で偶然お付き合いし出した子と



出会って10年越しの晴れ門出


「本気で思ってたら夢は叶うんだよ」


お前がいうと全然似合わんけど


でも


おめでとうおめでとう

ほんとおめでとう

2010年3月2日火曜日

Rock!

電車内

シートに座るスーツマン


黒の短髪

20代


黒のスーツに

白ワイシャツ



一見地味な出で立ちも



右手にカバン



左手に

・・・突っ張り棒!



いつ何時、どこででも

突っ張る姿勢を忘れない

見事なツッパリ、Rock man

2010年2月24日水曜日

2つでひとつ

潔さ

それを感じると勇気をもらった気分になる


恥じらいや

自尊心を

かなぐり捨てて

胸を張って発言する

そんな潔さ



(ここからはお下劣な内容なのでご容赦ください)



きょうのキーワード

それは高校の男の子たちから飛び出した

飛び交った

飛び立った




ちんこ!ちんちん!きんたまー!




隣のベンチで唖然とするぼく

ブラックスーツマンなぼく

でも耳を欹てるぼく

一緒に連呼してしまいたいぼく



「痛ってぇー!まじちんこ直撃だし!」

「悪りぃっ!ちんちんに当たると思わなかった!」

「ってか、当たったのきんたまだし!ちんちんよりもっと痛いし!」

「そういえば俺ちっちゃいとききんたま一個中入っちゃって病院行ったー」

「きんたま出しに行ったのー?」

「医者に超ちんちん揉まれたし!でもポコってきんたま出てきて超嬉しかったし~」



11人の高校生が

しんぼるを介してひとつになったひと時



おっぴろげな潔さ

表向きスーツマンなぼく

心のうちでほくそ笑むぼく



しょうもないことが

ハートウォーミングだった夜の駅

2010年2月22日月曜日

地に足を

硫黄臭ぷんぷん

洗濯前のシャツです



毎年恒例

年に1回

群馬・万座温泉へのスノーボード旅行



1年目、木の葉デビュー

2年目、木の葉に毛が生えました

3年目の今回はターンをマスター



ジャンプにもチャレンジ

もちろんお尻と地球が猛烈な勢いでくっつき

強烈な衝撃が恥骨を襲いました



友人の言葉を借りるならば「お尻が割れるかと思」いました

産まれたときから2つには割れてますが



とにもかくにも

ターンの勘をつかんだぼく



大気圏まで突き抜ける青空と

薄氷のお化粧をした真っ白な木々

ずっと遠くにそびえる雪山



白と青の世界で

雪面をつかんだぼく



カーボンの板を介して

地球をつかんだぼく



さらけ出しの顔を吹き抜ける

風と爽快感



自然との一体感と

地球がくれた歓び

2010年2月16日火曜日

瞬く間

電気が切れた

キッチンの

電球がはじけてスパーク



パッと





最期の瞬間の

ひらめき



ふりしぼる輝き



花火が華咲く瞬間も

まさに滴り落ちんとす雫も



きらり



ふりしぼって

ふりしぼって

ふりしぼり続けてれば


きらり

きらり

きらきらり

明日のぼくから 今日のぼくへ

おはよう

こんにちは

こんばんは



元気かな?

元気だね

元気だよ



その調子

ありがとう

さあ、がんばって



こころを開いて深呼吸していますか?

素敵な出会いがあるよ 準備はできていますか?


ずっと先まで続くその道を信じていますか?

ありがとうの気持ち 胸いっぱいに詰まっていますか?


いまその瞬間も全力を尽くしていますか?

人を信じることから始めていますか?


自分の所作の責任をちゃんと自身に課していますか?

人に投げ出さず、自ら受け止めていますか?


空を見上げていますか?

大地を踏みしめていますか?

恵みを噛み締めていますか?

めいっぱい笑顔で生きていますか?



今日を素敵な今日にしよう

“今日”がずっとつながって

ぼくの明日になるんだもん